コード進行を自由に操りたい④(色んな和音)(書きかけ)

投稿日:2021-11-04
更新日:2023-06-20

ジャンル:音楽


note

このページは理論を考え始めた頃に書いたものです。 ある程度考えがまとまった後に書いたnoteのほうがわかりやすいと思います。

このページは③と同じような内容です。


Intro

テンションとか分数コードとかを理解したかった

注意:
・本で読んだとかじゃなくて独自のそれです
・ローマ数字読みにくいので算用数字使います
・「1357系の和音」のような表記は、ルートからみて何度の音を含む和音なのかを表します。ドがルートとなる1357の和音はCM7、CmM7、Cm7-5など(その他多数)です。
・分数コードなどの表記が数字だとわかりにくいのでCMajでの音で書きます。
・ほぼ全ての文章に(要検証)がつきます。
・普通のドレミファソラシドのスケールで色々試した結果を書いてます。他のスケールで成り立つかは未検証


和音の機能

和音の中に何の和音の要素が混ざっているかを考えます。
135系(1357系)以外の場合、ルート音の機能とその他の音の機能が混ざったような機能になります。

鳴ってる音

鳴ってるだけでも若干の寄与はあります。
鳴ってる全部の音が寄与するので無視します。

ルート

1(ルート)はほぼ無条件でコードの機能に寄与します。
ルート音が低いほど寄与が大きくなります。(低いといっても聞こえる範囲内で)
135の形に近いかどうかも寄与の大きさに関わります。

3度,5度,7度

1357の形が完成されているだけその寄与が大きくなります。
3度の組み合わせで下にある音、5度,7度でも同様の音の寄与が大きくなると考えます。
影響の大きさは5度>3度>7度だと思います。 例:1257 → 5,7と7,2が3度、1,5と5,2が5度、1,7と2,1が7度 → 特に1,5の寄与が大きい

普通の135でも3の寄与があります。代理コードが成り立つ理由かもしれないです。

音のあるなしによる影響

その音の寄与が大きくなる → 3,5,7度上がある場合
他の音の寄与を大きくする → 2,4,6度

いろんな例(全64種)

それぞれの寄与を適当に(適当に)数値化してみます。

  • ルート   +2
  • 3度の下   +2
  • 5度の下   +3
  • 7度の下   +1

※③=3和音、④=4和音
※タイプ:転回形などを無視すると同じになるもの(ネーミングは適当)
灰色の数字はメロディ用?
基本 → sus・分数コード・堆積系 → テンション系 → その他 の順

No.和音1234567代表例・メモタイプ
11357124060 普通の③3
213578154260 普通の④4
31364406051 ③の1転3
413567426061 ④の1転・③+64
51462605124 ③の2転3
613464606154 ④の2転4
712462615426 ④の3転4
81455323133 sus4s3
914576353333 7sus4s4
101255133332 sus2, 5度堆積(3)s3
1112576163532 7sus2, G/C3-11
1212565435333 6sus2, 5度堆積(4)s4
1312455333435 sus4(9)s4
14124576363635 9sus4, G7/C4-11
1512473343625 F/G3-9
16124673645626 FM7/G4-9
171473333323 4度堆積(3)s3
1813475334353 4度堆積(4)s4
1912357134362 ③+93-9
20123578164562 ④+94-9
2113457324163 ③+113-11
22134578354363 ④+114-11
23123457334465 ③+9,11r5
241234578364665 ④+9,116
2513675436251 ③+9の1転3-9
26135678456261 ④+9の1転4-9
2712364416353 ③+11の1転3-11
28123567436363 ④+11の1転, 694-11
29123675446553 ③+9,11の1転r5
301235678466563 ④+9,11の1転6
3114565625134 ③+9の2転3-9
32134567626164 ④+9の2転4-9
3314673635324 ③+11の2転3-11
34134675636354 ④+11の2転4-11
35145676655334 ③+9,11の2転r5
361345678656364 ④+9,11の2転6
37123464616456 ④+9の3転4-9
38124565635436 ④+11の3転4-11
391234567636466 ④+9,11の3転6
4012103020 単音1
41134104050 ③omit52-3
42155123030 パワーコード2-4
431375134250 ④omit5124
441576153230 ④omit3134
45122113322 2-2
46142303123 2-4
47162405021 2-3
48173133220 2-2
491565425031 124
501344304153 134
511242313425 124
521262415323 134
531234114352 隣接3音r3
541273143522 隣接3音r3
551673435221 隣接3音r3
5612344314455 隣接4音r4
5712375144552 隣接4音r4
5812673445523 隣接4音r4
5915676455231 隣接4音r4
60123475344655 隣接5音r5
61125676465533 隣接5音r5
621245676665636 6
631234675646656 6
6412345678666666 7音すべて7
複数の解釈ができるコード

よくある組み合わせ
・1246(2,6,5,2)・1247(3,3,3,5)・1257(6,1,5,2)・1357(8,5,2,0)・1346(4,0,6,5)・1347(5,3,4,3)・1457(6,3,3,3)

よくある(?)blkコード

  • Gaug/C♯ → ド♯レ♯ソシ → 1257(6,1,5,2)
  • E♭aug/C♯ → ド♯ミ♭ソシ → 1357(8,5,2,0)
  • E♭aug/D♭ → レ♭ミ♭ソシ → 1246(2,6,5,2)
  • Gaug/F → ファソシレ♯ → 1246(2,6,5,2)
  • E♭aug/F → ファソシミ♭ → 1247(3,3,3,5)
  • Caug/F♯ → ファ♯ソ♯ドミ → 1257(6,1,5,2)
  • A♭aug/F♯ → ファ♯ラ♭ドミ → 1357(8,5,2,0)
  • A♭aug/G♭ → ソ♭ラ♭ドミ → 1246(2,6,5,2)
  • Faug/G → ソラド♯ファ → 1247(3,3,3,5)
  • D♭aug/G → ソラレ♭ファ → 1257(6,1,5,2)

7-5など

  • C♯7-5 → ド♯ファソシ → 1457(6,3,3,3)
  • D♭7-5 → レ♭ファソシ → 1346(4,0,6,5)
  • G7-5 → ソシド♯ファ → 1347(5,3,4,3)
  • G7-5 → ソシレ♭ファ → 1357(8,5,2,0)
似たような和音の比較

4和音をメインに
※文字数オーバーでスクリプト飛んだ あとで復旧する

9th系
sus2系
4度系
11th系
6度系
2つの機能が混ざったみたいになる和音

寄与大きい順に2番目が最大-1まで、その他-2以上になるもの

2度/7度
3度/6度
4度/5度

和音の響き

同じような機能を持つ和音でも

  • ルートから何度の音が含まれるか
  • 和音の中に何度の組み合わせが含まれるか(特に半音、トライトーン(増4/減5)、完全4度/5度)

によってイメージが変わります。

完全○度は澄んだ感じ、短○度は暗め、長○度は明るめな傾向です。具体的なイメージは個人差があります。

dim7とaug

12の約数は1,2,3,4,6,12です。
nがこれらの数のどれかとすると、n半音で音を積み重ねていくと12音全てを通る必要なく一周することができます。

n=3の場合(dim7)
ソ♯をルートとすると
ソ♯ → シ → レ → ファ → ソ♯(4音だけで一周)

n=4の場合(aug)
ミ♭をルートとすると
ミ♭ → ソ → シ → ミ♭(3音だけで一周)

一周したとき、一周する直前と比べてn半音の響きの成分が一気に増えます。
一周することによって2つ(前の音〜足した音、足した音〜ルート音)もn半音の組み合わせが発生するためです。(nが4以下の場合)

n=3の場合、2倍の6も12の約数なので6半音の成分も含みます。
「ソ♯シレ」まで → 3半音が2組、6半音が1組
「ソ♯シレファ」→ 3半音が4組、6半音が2組


コードの使い方例
ルート以外の1音だけずらして機能を変える

考えられるアプローチ例
・4度or6度を5度にする
・5度を4度or6度にする


・FM7sus2 → F6sus2(ソ〜ミの6度がソ〜レの5度になる)

機能をあまり変えずに和音の雰囲気を変える

考えられるアプローチ例
・転回形にする
・M化・m化


・Em7(短3, 短7) → G6(長3, 長6)(明るい響きになる)
・FM7(長3, 長7) → FM7/A(短3, 短6)(落ち着いた雰囲気になる)


このことを利用したコード進行例

前後の色んな組み合わせ考えられるのは省略(例えばFM7の前にCとか入れてもいい)

「FM7 → G7 → Asus2/B(Amみのある4度堆積)
F(9)/AE7/G♯Am7/G → F♯m7-5」(436をクリシェっぽく)
「FM7 → Bm7-5/F → Em(など)」(Fみのあるドミナントっぽい)
「FM7 → G7/D → Em(など)」(サブドミみが残ったG7)
FM7sus2F6sus2 → Em(など)」(1音下がるだけで進行感)
Dm7(11)omit5 → G7(など)」(サブドミ感ある4度堆積)
「G7(など) → Em7(11)omit5 → Am」(若干Amに行きかけてるのとAsus4感)
「G7(など) → Dm/A → A」(sus4っぽい解決感)
「C → Dm/C → G7(など)」(地についたまま浮く感じ(矛盾))
「Am → FM7-5G6 → C♯m7-5(など)」(2つの進行が同時にある感じ)
G6 → F」(3→4と5→4を合わせた感じ)
「FM7 → G(9)E7sus4 → Am」(4536の雰囲気を維持しながらラをキープ)
「FM7 → G7sus4C(9)/E → Am」(4536の雰囲気を維持しながらドをキープ)
「FM7 → Gsus4(9)Am7/E → Am」(ドとラどっちもキープ(若干4516感もある))
「G7 → B♭(9)(主音を含むけど機能が主音と遠い①)
「G7 → D♭M7(主音を含むけど機能が主音と遠い②)
「」()


メロディとの関係

メロディがコード外の音になるとき、和音の機能に影響を与える場合があります。(経過音的なのは除く)
メロディの音がコードの音の寄与を大きくすることは考えずに(要検証)メロディの音の寄与が大きくなるかどうかを考えます。

コード内外かかわらず、機能への寄与が小さい音をメロディに使うと浮いた雰囲気になります。寄与が大きい音は安定感があります。

コード外の音を使った場合その音が機能にどれくらい寄与するかというのが上の表の灰色の数字です


音数ごとに

1音

No.和音1234567代表例・メモタイプ
4012103020 単音1

2音

No.和音1234567代表例・メモタイプ
41134104050 ③omit52-3
42155123030 パワーコード2-4
45122113322 2-2
46142303123 2-4
47162405021 2-3
48173133220 2-2

3音

No.和音1234567代表例・メモタイプ
11357124060 普通の③3
31364406051 ③の1転3
51462605124 ③の2転3
81455323133 sus4s3
101255133332 sus2, 5度堆積(3)s3
171473333323 4度堆積(3)s3
431375134250 ④omit5124
441576153230 ④omit3134
491565425031 124
501344304153 134
511242313425 124
521262415323 134
531234114352 隣接3音r3
541273143522 隣接3音r3
551673435221 隣接3音r3

4音

No.和音1234567代表例・メモタイプ
213578154260 普通の④4
413567426061 ④の1転・③+64
613464606154 ④の2転4
712462615426 ④の3転4
914576353333 7sus4s4
1112576163532 7sus2, G/C3-11
1212565435333 6sus2, 5度堆積(4)s4
1312455333435 sus4(9)s4
1512473343625 F/G3-9
1813475334353 4度堆積(4)s4
1912357134362 ③+93-9
2113457324163 ③+113-11
2513675436251 ③+9の1転3-9
2712364416353 ③+11の1転3-11
3114565625134 ③+9の2転3-9
3314673635324 ③+11の2転3-11
5612344314455 隣接4音r4
5712375144552 隣接4音r4
5812673445523 隣接4音r4
5915676455231 隣接4音r4

5音

No.和音1234567代表例・メモタイプ
14124576363635 9sus4, G7/C4-11
16124673645626 FM7/G4-9
20123578164562 ④+94-9
22134578354363 ④+114-11
23123457334465 ③+9,11r5
26135678456261 ④+9の1転4-9
28123567436363 ④+11の1転, 694-11
29123675446553 ③+9,11の1転r5
32134567626164 ④+9の2転4-9
34134675636354 ④+11の2転4-11
35145676655334 ③+9,11の2転r5
37123464616456 ④+9の3転4-9
38124565635436 ④+11の3転4-11
60123475344655 隣接5音r5
61125676465533 隣接5音r5

6音

No.和音1234567代表例・メモタイプ
241234578364665 ④+9,116
301235678466563 ④+9,11の1転6
361345678656364 ④+9,11の2転6
391234567636466 ④+9,11の3転6
621245676665636 6
631234675646656 6

7音

No.和音1234567代表例・メモタイプ
6412345678666666 7音すべて7

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