TOP
曲リスト
MeireQube
(曲置き場)
てぃみらりー
(フリー音源)
名義の使い分け
依頼について
楽曲使用のガイドライン
参加したもの一覧
メモ一覧
7で割った余りの判定
数学 - 整数
まず3の倍数の判定法
例えば3の倍数の判定法だと「
全ての桁の数字を足した数
が3の倍数なら3の倍数」みたいな感じです。 4桁の数字
(桁数は適当)
で\[N=1000a+100b+10c+d\]と置いてみると
(aは1~9の整数、b,c,dは0~9の整数)
、\[N=999a+99b+9c+a+b+c+d\\ =\textcolor{mediumblue}{3(333a+33b+3c)}+\textcolor{forestgreen}{a+b+c+d}\]
3で括った部分
は3の倍数なので、\(\textcolor{forestgreen}{a+b+c+d}\)
(=すべての桁の数字を足した数)
が3の倍数の時にNが3の倍数になる、という風に説明できます。
7の倍数の判定法
上でやったことと同じように、 7×1 = 7 7×14 = 98 7×142 = 994 7×1428 = 9996 7×14285 = 99995 7×142857 = 999999 …より\[N=10000000a+1000000b+100000c+10000d+1000e+100f+10g+h\]とすると、\[N=\textcolor{mediumblue}{9999997a+999999b+99995c+9996d+994e+98f+7g}\\ +\textcolor{forestgreen}{3a+b+5c+4d+6e+2f+3g+h}\\ =\textcolor{mediumblue}{7(1428571a+142857b+14285c+1428d+142e+14f+g)}\\ +\textcolor{forestgreen}{3a+b+5c+4d+6e+2f+3g+h}\]ここから推測できる判定法は「
一の位から順にそれぞれ1,3,2,6,4,5,1,3,…倍してそれらを足した数
が7の倍数ならNは7の倍数」 さらに「7の倍数を足したり引いたりしても7で割った余りは変わらない」ので、「
一の位から順にそれぞれ1,3,2,6,4,5,1,3,…倍して、それらを足した数
を7で割った余り = Nを7で割った余り」とも言えます。
1,3,2,6,4,5,…とは?
1÷7 = 0.
1
42857 142857…から考えます。 10÷7 = 1.
4
2857 142857… 100÷7 = 14.
2
857 142857… 1000÷7 = 142.
8
57 142857…以下略 10倍するたびに小数点第一位が
14285714
…と変化していきます。 また、1〜6を7で割ると
1
÷7 = 0.
1
42857 142857…
2
÷7 = 0.
2
857 142857 14…
3
÷7 = 0.
4
2857 142857 1…
4
÷7 = 0.
5
7 142857 1428…
5
÷7 = 0.
7
142857 14285…
6
÷7 = 0.
8
57 142857 142… 142857…の並びは崩れずに、小数点第一位が142857の中の小さい順(
124578
)に変化していきます。 ここで上の式(100÷7とか)の小数部分だけを見てみると、順に
1
÷7、
3
÷7、
2
÷7、
6
÷7、
4
÷7、
5
÷7…と同じ数になっています。 例えば1000÷7の場合、994を7で割れば整数になるので、余りの
6
を足して(994 + 6) ÷ 7とすると、小数に0.
8
571428…が入ったというようなな感じです。 小数部分が0.
8
571428…だから
6
÷7=0.
8
571428…より1000を7で割った余りは
6
だとわかります。 このことと上に羅列した式を利用すると、1,10,100,…を7で割った余りが1,3,2,6,4,5,…となるのがわかりやすくなると思います。
判定法の使い方
449221を例にやってみます。 1×
1
= 1 2×
3
= 6 2×
2
= 4 9×
6
= 54 4×
4
= 16 4×
5
= 20 全部足して101 計算も面倒だし出た結果も7の倍数なのかわかりにくいです。
7の倍数を足したり引いたり
しても7で割った余りは変わらないことを利用すると、 1×
1
= 1 2×
3
= 6 = 7-1
→ -1
2×
2
= 4 9×
6
= 54 = 56-2
→ -2
4×
4
= 16 = 14+2
→ 2
4×
5
= 20 = 21-1
→ -1
全部足して3、よって449221を7で割った余りは3、というようにすると使いやすくなります。 「1,3,2,-1,-3,-2,…倍」でもOKです。
もっと判定法を一般化してみる
3の倍数の場合、1,10,100,…を3で割った余りがすべて1であることから「すべての桁の数字を足した数」によって判定できました。 7の倍数の場合、1,10,100,…を7で割った余りがそれぞれ1,3,2,6,4,5,1,3,2,…であることから「一の位から順にそれぞれ1,3,2,6,4,5,1,3,…倍して、それらを足した数」によって判定できました。 ここでやったように判定法を(無理やり)求めようとすると、Nをnで割った余りは「一の位から順にそれぞれ1,(10をnで割った余り),(100をnで割った余り),…倍して、それらを足した数」によって判定できることがわかります。 n=11の場合→「1,10,1,10,…倍」 下から1,2桁目、3,4桁目、…を2桁の数字と見てそれらを足したものと捉えられます。 それでも計算が面倒なので、「1, -1, 1, -1,…倍」だと計算しやすいです。 この1と10が交互に出てくるのは、1÷11=0.909090…を10倍していくと見えてくると思います。 n=2~13までの「一の位から順にそれぞれ○,○,…倍してそれらを足した数をnで割った余りが、Nをnで割った余りに等しい」を載せておきます。普通の判定法はいろんなところに載ってると思います n=2,5,10→1,0,0,0,…倍(つまり1の位だけを見れば良い) n=3→1,1,1,…倍 n=4→1,2,0,0,0,…倍(10の位までだけを見れば良い) n=6→1,4,4,4,…倍(1,-2,-2,-2,…倍) n=7→1,3,2,6,4,5,1,3,2,…倍(1,3,2,-1,-3,-2,…倍) n=8→1,2,4,0,0,0,…倍(100の位までだけを見れば良い) n=9→1,1,1,…倍 n=11→1, -1, 1, -1,…倍 n=12→1, -2, 4, 4, 4,…倍 n=13→1, -3, -4, -1, 3, 4, 1, -3,…倍
Tweet
戻る
戻る
※数式の表示がおかしいときは更新してみてください
数学
7で割った余りの判定
関数の平行移動・回転
点と直線の距離
底の変換公式
ベクトルが作る三角形の面積
漸化式と特性方程式(1次式型)
複素数の乗法
合成関数の微分と置換積分
sin,cos,tanの微分
Desmosでも3次元で遊べる
物理
物体の衝突
気体定数と状態方程式
電場と電束密度・磁場と磁束密度
化学